2022年3月25日金曜日

セリーナトロフィー20近況報告@ 大作ステーブル2022.3.25

◆大作ステーブルコメント

セリーナトロフィー20は、坂路を使ったトレーニングを雪解けで下が悪くないときには行っています。
当然、屋内馬場は使用しています。

他馬と一緒に同様のトレーニングを続けていますが、疲れや痛がるような素振りは見せずに進められています。動きも良いです。
そのため、馬体もふっくらと肉付きが良くなってきていますが、欲を言えばお尻の肉がもっとついてくれるとよりベターだと思います。

これから徐々に暖かくなるにつれ、馬体の成長が見込まれますので、今以上に状態アップが図れます。
よろしくお願いします。



2022年3月8日火曜日

セリーナトロフィー20近況報告@ 大作ステーブル2022.3.8 

◆田邊調教師コメント

セリーナトロフィー20の調教を見てきました。

セリーナトロフィー20のケイクンは完治していました。
また、骨端炎は痛がる素振りもなく、熱もなく随分良化していました。このまま順調に進められれば完治するでしょう。
その効果から左トモの繋ぎの部分もしっかりしてきて問題が解消してました。
しっかりと成長の跡が確認できて良かったです。

常歩をさせると両前肢が浮き膝のため、フラフラして見えますが、
これが浮き膝の特徴のため問題はないです。

また、調教では、前捌きが軽く動きが良かったです。
ただし、四肢はまだしっかりしたとは言えず、慌てずに成長を待った方が良いと思います。
成長の順番として、まず骨の成長が先にあって、次に来る筋肉や組織の成長を待ちたいところです。
また、速いところを乗り始める前に4月か5月頃に化骨検査を行ってもらう予定です。

この仔は、慌てずに成長を待ってイメージ通りに成長すれば、きっと走ってくると思いますので楽しみに待ちたいです。
















騎乗者は、青いジャケットを着ています






セリーナトロフィー20近況報告@ 大作ステーブル2022.3.8

◆調教報告書_2022.3.8 
 ※大作ステーブル代表から届けられた調教報告をお伝えいたします。

測尺
1/26 体重:460㎏ 体高:162cm 胸囲:179cm 管囲:20.5cm
2/26 体重:462㎏ 体高:163cm 胸囲:180cm 管囲:20.0cm

◆大作ステーブルコメント

今月も特筆するような問題は無く、元気一杯に調教を消化しつつも、しっかりと成長を見せてくれております。気持ちも入って来ており騎乗者にとっては、速度調節するために手綱を引いて抑えるのが大変な感じで、良い傾向が見られるようになってきています。

気温もだいぶ暖かくなってきて、日も長くなってきたことからも、調教負荷に耐性が付いて筋肉や骨格が出来始めて、代謝機能が良くなって毛艶もピカピカで元気一杯です。

3月後半には外の広い馬場が使用可能になりますので、グッと抑え込んでいたハミを解放して走らせることを織り交ぜながら、走る喜びを感じてもらう準備までは整ったと思います。
人間に操られながらも、自由に思いっきり自分の好きなように走る感覚を体験させつつ、その境地の中でも徐々にハミを掛けて繊細なコントロールを覚えてもらいます。結果アスリートとして更に上の階段へ進むための準備を始めて行きたいと考えております。

施設的な事情もありますが、まだまだ成長最中の時期に、速い時計での調教を課してしまうと、体力的にも骨の成長からも、故障や成長が阻害されてしまうことがあります。また精神的に嫌気を感じてしまう馬などが出てきてしまい、ふるいに掛けて強く耐えていける馬だけが残るような育成は本望とは考えておりません。
当場では、心身ともに準備が出来てからトレーニングの強化開始を心掛けております。
よろしくお願い申し上げます。



2022年2月9日水曜日

セリーナトロフィー20近況報告@ 大作ステーブル2022.2.9

◆田邊調教師コメント

セリーナトロフィー20の調教を見てきました。

2か月ぶりの見学となりました。
5月生まれですが想像していた状態より、しっかりと成長していて、良くなっていました。
欲を言えば、もう少し腹回りに肉がついて腹袋が出来てくるともっと良く見せると思います。

この仔は、立ち姿や常歩からは、前肢が浮き膝のため見栄えが悪いのですが、
走らせると跳びが良く、大きいフォームからは立派に見せます。
また、走りも前向きで前進気勢があり、競走馬向きの気性をしていると思います。

以前、「化けるならこのような馬だ」と話しましたが、確率が高まったと言ってよいと思います。

繋ぎの部分を見てもらえれば分かりますが、ケイクンは、腫れも引いてほぼ治っています。
骨端炎も調教や日常で痛がったりしていませんので、こちらも成長とともに完治すると思います。春になって青草を食べるようになれば落ち着いてくる、治ると思います。
安心してください。

遅生まれのため馬の成長に合わせた育成が求められるので、5月頃には化骨検査を行い確認したいと考えております。よろしくお願いします。

また来月も見に行く予定です。
よろしくお願いいたします。






◆2頭目の赤いジャンパーを着た騎手が騎乗している馬がセリーナトロフィー20です












2022年2月7日月曜日

セリーナトロフィー20近況報告@ 大作ステーブル2022.2.7

◆調教報告書_2022.2.7 
 ※大作ステーブル代表から届けられた調教報告をお伝えいたします。

測尺
12/27 体重:458㎏ 体高:162cm 胸囲:178cm 管囲:20.0cm
  1/26 体重:460㎏ 体高:162cm 胸囲:179cm 管囲:20.5cm


◆大作ステーブルコメント

順調に鍛錬を消化することが出来ており、体調は良く疲れを見せずに元気一杯で過ごしてくれています。

屋内運動場でダグ1000m、キャンター右回り2500m、左回り2500mを基本メニューとして、元気が有り余っている時は、3000mで強めにしたり、日曜日に休んで休み明けの月曜日はダグ3000mとキャンターを左右に1500mづつ軽めに行い、マンネリ化しないように気を付けながら進めております。

基礎体力作り、化骨促進、骨を支えるインターマッスル、故障などの原因を予防する意味と力の伝達を良化させるための体幹作りを念頭に置いて、1月、2月と反復運動でしっかりと距離を乗り込み、精神面では人間の指示にしっかりと従順に受け答えをして、競馬場へ行ってからも万人に愛されて、活躍に繋がるチャンスの確率を少しでも上げられるように下準備を進めています。

春になり暖かくなって屋外馬場が使用可能となる3月後半からは、アスリートなる為に必要な速い時計での鍛錬が待っていますので、今のうちにしっかりと準備しています。
また、より競馬を意識した高レベルの調教をこなしながらも能力向上が叶うよう、余裕を持った進め方をていきたいと思います。

セリーナトロフィー20は、どんどんと良化してきて、数字以上に馬が大きく見えるようになってきました。
人間の指示にも柔軟な対応で受け入れてくれながらも、しっかりと行く気持ちを見せてくれるところは競馬向きの気性だと判断できます。
なお、走りのフォームも跳びが大きくて、柔らかい動きを見せてくれています。
よろしくお願いします。






2022年1月15日土曜日

セリーナトロフィー20近況報告@ 大作ステーブル2022.1.15

◆調教報告書_2022.1.7 
 ※大作ステーブル代表から届けられた調教報告をお伝えいたします。

測尺
12/27 体重:458㎏ 体高:162cm 胸囲:178cm 管囲:20.0cm
11/26 体重:448㎏ 体高:162cm 胸囲:173cm 管囲:19.5cm


◆大作ステーブルコメント

年末は27日まで騎乗運動して28日から新年3日まで全休とさせて頂きました。
4日から騎乗しての鍛錬を再開しております。

1週間程度の休みでしたが、入厩から急に場所も変わり、毎日人間に触られて背中に乗られて自由を奪られるなどの馴致による精神的なストレスと肉体的疲労が蓄積してきて、贅肉が落ちて多少痩せて来たかなと感じていたところに1週間でも完全な休養が取れたことで、精神的にもリフレッシュして、使うべき筋肉の生育が進み、余裕のある体付きを見せてくれています。

まだまだ成長途上の時期ですので、オーバーワークによる成長の阻害をしないように、日々の馬の様子をしっかりと観察しながら、基礎的な反復運動による、骨を支えるインナーマッスルの鍛錬、適度な骨への刺激による化骨促進などを念頭に励んでおります。

毎日同じことを課していると人間でも同じですが、マンネリ化して馬も走ることへの嫌気が生じることがあるので、ある程度のメリハリをつけて、元気で力を余している時は強めに長い距離を調教したり、疲労感を感じたら極端にトロットだけの調教にしたりと、日々の馬からの声(変化)をしっかりと聴きながら、アスリートとしての本格的なトレーニングを開始していく段階へと準備を進めております。





2022年1月11日火曜日

セリーナトロフィー20近況報告@ 大作ステーブル2022.1.11

◆大作ステーブルコメント

正月明けのセリーナトロフィー20の様子をお伝えします。
ケイクンはほとんど完治しています。
また骨端炎も熱があるかな程度でほぼ完治しています。
この一週間で楽をさせた分、少しふっくらしてきたと思います。

乗り出しが遅いオータム組でしたので、年末年始に1週間程調教を控えた程度で、
僚馬とともに普段通りの乗り込みを続けています。
2月から3月の間に馬の状態を考慮しながら一息入れたいと考えております。

屋外馬場は、雪や寒さで状態が悪く使えないため、屋内馬場で乗り込んでいます。
毎週月曜日は休み明けのため、ダグまたはハッキング程度の緩い調教を行っていますが、
それ以外は屋内馬場でキャンターを4000mから5000mを乗り込んでいます。

馬はケイクン、骨端炎を気にすることはないので、気にせず進めてます。
馬体は細身に見えますが、ケイクン、骨端炎を考慮して飼い葉を押えていました。
治りましたら通常通りに与えるつもりです。
馬体重は480㎏くらいにはなると思います。

しかし、元々の馬体の特徴は、肢や胴が長く、細身の馬体ですのでコロっとしたタイプではないと思います。
よろしくお願いします。