2022年2月9日水曜日

セリーナトロフィー20近況報告@ 大作ステーブル2022.2.9

◆田邊調教師コメント

セリーナトロフィー20の調教を見てきました。

2か月ぶりの見学となりました。
5月生まれですが想像していた状態より、しっかりと成長していて、良くなっていました。
欲を言えば、もう少し腹回りに肉がついて腹袋が出来てくるともっと良く見せると思います。

この仔は、立ち姿や常歩からは、前肢が浮き膝のため見栄えが悪いのですが、
走らせると跳びが良く、大きいフォームからは立派に見せます。
また、走りも前向きで前進気勢があり、競走馬向きの気性をしていると思います。

以前、「化けるならこのような馬だ」と話しましたが、確率が高まったと言ってよいと思います。

繋ぎの部分を見てもらえれば分かりますが、ケイクンは、腫れも引いてほぼ治っています。
骨端炎も調教や日常で痛がったりしていませんので、こちらも成長とともに完治すると思います。春になって青草を食べるようになれば落ち着いてくる、治ると思います。
安心してください。

遅生まれのため馬の成長に合わせた育成が求められるので、5月頃には化骨検査を行い確認したいと考えております。よろしくお願いします。

また来月も見に行く予定です。
よろしくお願いいたします。






◆2頭目の赤いジャンパーを着た騎手が騎乗している馬がセリーナトロフィー20です












2022年2月7日月曜日

セリーナトロフィー20近況報告@ 大作ステーブル2022.2.7

◆調教報告書_2022.2.7 
 ※大作ステーブル代表から届けられた調教報告をお伝えいたします。

測尺
12/27 体重:458㎏ 体高:162cm 胸囲:178cm 管囲:20.0cm
  1/26 体重:460㎏ 体高:162cm 胸囲:179cm 管囲:20.5cm


◆大作ステーブルコメント

順調に鍛錬を消化することが出来ており、体調は良く疲れを見せずに元気一杯で過ごしてくれています。

屋内運動場でダグ1000m、キャンター右回り2500m、左回り2500mを基本メニューとして、元気が有り余っている時は、3000mで強めにしたり、日曜日に休んで休み明けの月曜日はダグ3000mとキャンターを左右に1500mづつ軽めに行い、マンネリ化しないように気を付けながら進めております。

基礎体力作り、化骨促進、骨を支えるインターマッスル、故障などの原因を予防する意味と力の伝達を良化させるための体幹作りを念頭に置いて、1月、2月と反復運動でしっかりと距離を乗り込み、精神面では人間の指示にしっかりと従順に受け答えをして、競馬場へ行ってからも万人に愛されて、活躍に繋がるチャンスの確率を少しでも上げられるように下準備を進めています。

春になり暖かくなって屋外馬場が使用可能となる3月後半からは、アスリートなる為に必要な速い時計での鍛錬が待っていますので、今のうちにしっかりと準備しています。
また、より競馬を意識した高レベルの調教をこなしながらも能力向上が叶うよう、余裕を持った進め方をていきたいと思います。

セリーナトロフィー20は、どんどんと良化してきて、数字以上に馬が大きく見えるようになってきました。
人間の指示にも柔軟な対応で受け入れてくれながらも、しっかりと行く気持ちを見せてくれるところは競馬向きの気性だと判断できます。
なお、走りのフォームも跳びが大きくて、柔らかい動きを見せてくれています。
よろしくお願いします。